サンプルの識別と管理を促進する機能性ラベル

手書きのサンプル識別から専用の検体管理ラベルに。
このテーマに取り組むとき、重要なのはどのような対象物にラベルを貼るのか、またそのサンプルはどのような環境に晒されるのかを正しく把握することです。
この記事では、当Webサイトが販売するGA International社製品の様々な機能についてご紹介します。

対象物の使用・保管環境 - Environmental Conditions

濡れた表面 - Wet Surfaces

すべてのクライオラベルは、乾燥した表面に貼り付けると防水性がありますが、すでに濡れている表面にクライオラベルを貼るのは別の検討が必要です。ウォーターバスから取り出した容器やその他の溶液を含む濡れた表面には、適切にラベルを付着させるために特別な接着剤が必要です。 NitroTAGラベルは、硬化時間なしで濡れた表面にも適用できます。

凍結した表面 - Frozen Surfaces

凍結したチューブやバイアルに対して、ほとんどの接着剤は親和性が低いため、ラベル貼り付けが困難です。 このニーズを満たすために、CryoSTUCK®ラベルをご用意しています。このラベルは、凍結したチューブに直接貼り付けて、すぐに液体窒素に戻すことができ、サンプルの完全性を維持します。

高温耐性 - High Temperatures

オートクレーブや沸騰水、乾熱滅菌などの高熱滅菌プロトコルに耐えるラベルが必要になる場合があります。 この目的のために、両方の条件に耐えるラベルクラスを提供しています。 

有機溶媒耐性 - Chemical Exposure

NitroTAGラベルは、アルコールを用いた清拭のような短時間の暴露であれば問題ありません。 ただし、過酷な有機溶媒に長時間さらされる必要がある場合や、摩耗が心配な場合は、チューブの周囲に巻き付けたときに自己保護(セルフラミネート)するCryo-WrapTAG™および耐溶媒性ラベルをお勧めします。

特別な機能 - Special Features

接着剤 - Adhesives

ラベルに使用される接着剤には、剥離可能または永久接着剤があります。多くの場合は永久的な識別が必要ですが、ボトルや紙箱など、剥離可能なラベルが好ましい場合があります。 どちらも、超低温保管中の貼付けは保証されます。 永久接着剤は後で剥離することは困難ですが、剥離可能ラベルは痕跡を残さず綺麗に剥がすことができます。

情報秘匿 - Blackout (Cover-up)

ブラックアウトラベルには独自の不透明な層があり、既存のラベルの上に貼ることで既存情報を秘匿できます。 通常、容器へのラベル再貼り付けや二重貼り付けに使用され、機密情報の保護にも使用できます。 凍結表面に貼ることが可能な、CryoSTUCKラベルのBlackoutラベルをご選択ください。

透明ラベル - Transparent

透明ラベルを使えば、ラベルが貼付状態でも容器の中身が確認できます。 液体容量を確認する必要のある容器だけでなく、中身の入ったチューブと空チューブを見分けるのに役立ちます。

剥離証明 - Tamper-Evident

剥離証明・改竄防止ラベルのラインナップであるCryoC-KurTAG™は、ラベルを剥がそうと破れ、容器が開けられたことを明確にし証明を残します。

自己破壊 - Destructible

剥離証明ラベルと同様に、自己破壊可能なラベルクラスは、剥離とすると破壊されます。 ただし、剥離証明ラベルとは異なり、破壊可能なラベルは非常に小さな断片に裂け、解読可能な印刷物は残りません。

ピギーバック(Piggyback)

ピギーバックラベルは、独自のラベルonラベルの構造を備えています。大きな粘着ラベルに内包された1つ、あるいは複数の小さなラベルで構成されており、対象物に貼り付けた後、小ラベルを目的に応じて剥がすことができます。検体や標本の記録保持と追跡に便利です。

検体管理